この夏
緊急事態宣言の中
約2年ぶりにバレエ団による公演
ドンキホーテを鑑賞する機会に恵まれました
客席は満席
会場にいる誰もが
いつもよりオシャレして
「バレエを観る」という贅沢を
心から待ち望んでいた空気を感じました
私はというと幕が開いてから
とにかく涙がハラハラとこぼれ落ちるので
隣にバレないようハンカチで必死に
涙を拭いてました
舞台が涙で見えないよう
この涙はなんだろう
間違いなく魂が震えていた
自分がこれ程バレエに
飢えていたとは知らなかったな
バレエ団の芸術監督の
コメントにもあった通り
人間の歴史は伝染病や戦争など
芸術が廃れる機会は何度もあったけど
決して廃れることはなかった
むしろ人々は芸術を求めた
バレエは贅沢なもの
それは間違いない
でも
師匠は
「芸術は水」と教えてくれました
人間の身体は70%が水で出来ている
つまり水(芸術)がなければ人間は生きていけない
バレエを愛する私たちも同じ
コロナ禍のこのしんどい状況を救うのは
芸術だ
バレエだ
そう信じてます